死と人間の感情
人間というのは結構立ち直りが早いもので、身近な人が死んでしまっても数ヶ月~数年もすれば普通の暮らしに戻っています。中には、数日もあれば大丈夫というメンタルの人もいます。
なぜでしょう?
たぶん・・・死という出来事は、死んでしまった者が悲しいのではなく、残された生者が自分自身を哀れんだり、死の淵の痛みや辛さを「辛かっただろうな・・・」と妄想しては悲しくなるものだからなのかもしれません。
実際に死の淵にある者がどれだけの痛みや辛さを感じていたのかなんて、本人にしか分からないものです。だから「辛かっただろうな・・・」というのは残された生きている者の妄想です。
また、死んでしまえば、思考や感情を司る顕在意識や表層潜在意識の働きは停止し、悲しみも喜びもない世界に行くわけですから、実際に、悲しいのは残された生者だけなんですよね。
だから、数ヶ月~数年間も十分に自分を哀れみ、十分に妄想すれば、気持がおさまり元通りになります。生きている人間の感情なんて、そんなに長期間持ち続けることができるものではなく、どんなに大きな喜怒哀楽の感情でも、数十時間~百数十時間ほどで消えてしまうと言われてます。
なぜ感情が消え去るのでしょう?
それは、喜怒哀楽の感情というのは「エネルギー」だからです。
エネルギーを十分に放出すれば、ガス欠になって静まりますよ。
結局の所、残された生者の悲しみなんて、死者に向けたものではなく、自分を哀れむ単なるエゴなのです。
よくお葬式なんかでも「なんで置いて行っちゃったのよ~!うわ~ん」というシーンがあるのも納得です。取り残され、置いて行かれた自分を哀れむエゴです。
まあ、悲しみというネガティブなエネルギーを、心の中に持ち続けるのではなく、外に向けて放出するのは良いことですが。
死者と生者の繋がり
さて、前項に書いたのは、個人の感情レベルの話。
とは言え、身近な人が死ぬことで、人生が大きく変化してしまう人もいます。
昔の事ばかり考えて、ネガティブで後ろ向きな人になってしまう人もいます。
死者との間に交わした約束を守ろうと、馬車馬の様に働き始める人もいます。
できなかった事ややりたかった事を考えては、後悔ばかりしてる人もいます。
もう死者はこの世界に居ないのに、なぜ死者のことが頭から離れないのでしょう?
その理由は「カルマと輪廻転生」にあります。
カルマと輪廻転生
私達の人生で「友人となる相手」「仕事関係となる相手」「恋愛関係となる相手」「結婚する相手」は、生まれた時にすでに決まっています。
それらの、出会うべき人々を「宿命の相手」と呼びます。
宿命の相手というのは、前世でお互いの間に創り合ったカルマを、今世で避けることのできない”宿命的な出来事”を通して解消し合う相手ということです。
前世で創ったカルマ
↓
輪廻転生
↓
今世で宿命的に関わり解消(宿命の相手)
例えば、一番大きなカルマを持つ宿命の相手とは、関係を切ることができない『血縁』で結ばれた親子として生まれてきます。
その他にも、兄弟や姉妹、親戚関係なども宿命的な関係と言えますし、恋愛関係になる相手、結婚相手やお隣さんや会社の上司や部下なども、カルマの解消を行うために必然的に関係する宿命的な相手と言うことができます。
カルマが大きければ大きいほど、たくさんの宿命的な出来事を通してカルマの解消を行う必要がある為、より身近な宿命の相手として関わることとなります。
親子や兄弟姉妹…非常に大きなカルマ
夫婦や恋人…大きなカルマ
友人や知人…普通のカルマ
ご近所さんや周囲の人々…小さなカルマ
など
もしも、相手との間にあるカルマを十分に解消していないのに相手が死んでしまうと、あなたは、相手と約束した事や、相手とやりたかったけどできなかった事などを考えて、「あの時こうしていれば・・・(もっとカルマを解消できたかもしれない)」と後悔します。
でもすでに時遅し。
もうこの世界に居ない死者との間で、今更カルマを解消することはできません。
こうして、輪廻転生を経て、来世へとカルマの解消が持ち越されてしまいます。
この世界に残された生者は、残りの長い人生を後悔しながら生きていくこととなり、その後悔は人生にとても大きくネガティブな影響を及ぼします。
輪廻転生に関しては、こちらの有料テキストでより詳しく解説しています。
画像をクリックするとテキストページに移動します
死者との和解
もしもあなたが、身近な人が死んだ後も死者のことばかり考えていたり、後悔ばかりしているならば、死者への伝言ヒーリングを受けていただくと好いと思います。
死者への伝言ヒーリングは、あなたのメッセージを死者へ届けることで、死者との和解を施し、未解消のカルマによる人生への悪影響を和らげ、あなたの後悔の念を浄化して人生を前進させるサポートとなります。
これは、身近な人の死後、イタコに死者の霊を呼び出してもらい、生前に伝えられなかったことを伝えたり、喧嘩別れした死者との和解をしたりして心を浄化し、生者が前進しやすくなる後押しをするのと同じです。
死者への伝言ヒーリング効果報告
前述したとおり、多くの人は身近な人の死から素早く立ち直り普通の生活に戻っていきます。
でも、相手とのカルマの解消が不十分だった人の心には、後悔の念が深く根を張り、普通の生活に戻ろうとしてもなかなか戻ることができません。
小さな頃に母親を失った望月さん(仮名)も、母親の死から「心の時間」が止まってしまったままで、人生に大きな問題を抱えていました。
望月さん曰く・・・
「まだ、私が小さかった頃に母は死んでしまったので、実感が無いし、記憶もあまり無いのです。」
「変な話ですけど、母のこともあまり覚えていないので、なんだか知らない人のような感じなんですけどね。。」
「そんな感じなんで、自分が後悔ばかりしていて人生がなかなか上手く行かない理由が、母の死にあるなんて思ってもいませんでした。」とのこと。
今まで望月さんは、やる事なす事全てに後悔していました。
脱ネガティブ思考ヒーリングを受けても、脱ネガティブ感情ヒーリングを受けても後悔は消えず、停滞している人生を前進させる運命アクティベーションの術を受けてみも、全く改善がみられませんでした。
そこで、メンターサービスの「人生相談」をご利用いただき、詳しくお話を聞いてみると、望月さんがまだ小さな頃に起こった「母親の死」が、心の中に根深い問題として存在していることが見えてきました。
そこで、もう少し望月さんへヒアリングを行った後に、お母様に対する自分の気持ちを手紙にしてもらい、死者への伝言ヒーリングで死の世界(集合意識)へと送りました。
その数日後・・・
望月さんから一通のメールが届きました。
「昨日の夜、母が枕元に立ちました。突然のことで、最初は見知らぬ女性の幽霊かもしれないとも思い怖くなりましたが、なんか懐かしい感じのする女性で、それが母だったんです。」
「ほぼ金縛り状態で口もきけなかったんですが、母はとても嬉しそうな顔をしていて、ただ見つめていました。死者への伝言ヒーリングでメッセージが届いたんでしょうか?何となく、母はずっと側に居て自分のことを見守ってたんだ・・・という気がして、後悔ばかりしている姿を見せていた自分が情けなくなりました。しっかり生きていかなきゃ。ですね。」
死者への伝言ヒーリングをご利用いただいた全てのお客様が、こんなに不思議な体験をしているのではありません。
死者への伝言ヒーリングでメッセージを送ったけど何の返事も得ない人、死者への伝言ヒーリングでメッセージを送って満足してやる気を出した人など、様々です。
でも、中にはこんな不思議な体験をして、やる気を出して前向きに人生を進み出した人もいます。
もしも、あなたの心の中に死者に対する後悔があったり、死者との間に解消できなかった不和があるのなら、ぜひ死者への伝言ヒーリングをお試しください。
心のつかえが取れて、生きやすくなるかも知れません。
死者への伝言ヒーリングの詳細は画像をクリック
このブログに書かれているヒーリングの効果報告は一例であり、ヒーリングのご依頼時に参考にしていただくのは好いと思いますが、誰にでも同じような変化が起こる事をお約束するものではございませんのでご了承ください。お客様の希望している結果が宿命の範囲外である場合には、ヒーリング施術を受けていただいてもまったく変化が起こらないこともございます。
私共のヒーリングで、あなたの人生がより一層素晴らしいものとなっていくことを願っております。